蒼天と雨とカランコロン
自己紹介と桜の木
「それではこれから1年間の仲間との親睦を深める第一歩!自己紹介を始めまーす。」
私のクラスはノリがよいみたい
おもしろいww
自己紹介の最後に誰かしら質問する、
好きな異性のタイプを言う、という項目がいつの間にか出来ていたww
そういや欠席の奴来てないじゃん。
「えーと、佐伯木葉(さえきこのは)です。好きなタイプは大人で包容力のあるスーツの似合う長身で素敵な人です。今の悩みは背が伸びないこと。どうしたら成長できますか?誰か教えてください。あっあと仲良くしていただけたら嬉しいです。お願いします。」
───────放課後 教室にて
「麻希、明日から授業だよー。ダリいよー。帰ろうよー。」
「木葉。私たまにしか一緒に帰れないかも…。
あのね…彼氏できたから。隣のクラスの渡辺亮くん。。」
「どえ!はや!!すご!幸せになれよ!!うわ!ウケる!早く行きなって!」
「てめえも彼氏つくれよ!」
麻希はそう言って笑顔で教室を出た。
頬を赤く染め乙女の顔だ。
(私も恋を見つけたら頑張れるのに…それまでがなぁ
面食いって言われるし理想高いのか?うーん)
なんて考えながら駅までの道のりを歩く。
するとどこからか声がした、