2人のカタチ
いつから?って思うかもしれないし。
“2年の頃から好きだったから、迷惑じゃなかったら付き合ってください”
決まった。
ドキドキと脈を打つ。
心臓が破裂しそう。
涙が流れ落ちそう。
そして、書いた字は、とても小刻みに震えていた。
ルーズリーフにこじんまりと書いた文字。
どうやって、渡そうかな。
「書いた?」
「うん」
見せてと言わんばかりの咲の視線。
「はい」
こういうの、本当は誰にも見せるべきではないと思う。
うん、そうだよな。
見せちゃ駄目だったけど・・・。