蛟神社物語−星花降る夜−
十二.炎竜
炎竜「炎竜撃!」


蛟神社に大きな炎があがる。しかし尊緑が水ですぐに炎を消す。


尊緑「無駄だよ。蛟は水の竜の眷族。炎が敵うわけない。」


炎竜「俺は他の奴とは違うぜ?」


尊緑「どうゆう意味?」


炎竜「俺は星花の巫女の力だけじゃない。星花の巫女自身が欲しいんだ。」


尊緑「ふーん。恋敵ってわけ。なら手加減しないよ。水蛟!」


無数の水で出来た蛟が炎竜を攻撃する。炎竜は、結界で尊緑の攻撃を防ぐ。


炎竜『ほむら。今から俺が炎壁を造る。お前は俺に変化してあいつと闘え。』


炎竜は、眷族のほむらに小声で命令をくだした。


ほむら『承知しました。』


ゴオ!


先程よりも大きな炎の柱があがり、その炎は壁になった。


尊緑「!むこうの様子が見えない…!この炎の壁のせいなのかな。」


ほむらは、炎壁の中で炎竜に変わり、炎竜は竜になって飛んだ。


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