蛟神社物語−星花降る夜−
尊緑「星花…」


顔色が良くない。かなり疲れたんだ。……当たりまえか。


尊緑「治癒の神々、治癒の精よ。我が名は蛟・尊緑。竜王の眷族なり。竜王の眷族の名のもとに、今代星花の巫女の疲れを癒したまえ。」


尊緑は神祈舞(かみきまい)を舞いながらそう唱える。顔色は少し良くなったが、今だに目は覚めない。


尊緑(…仕方ない。ごめん。星花…)



尊緑は星花に口づけをした。目は覚めなかったが、顔色はすっかり元通りになった。


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