- 黒 の 魔 法 -


「白龍」

そう唱えると、冬馬の背後から3mぐらいの龍が出てきた。


龍はとても美しく、白く光っている。


「みんな、後ろ下がっていて!」


「姫、僕たち」


「下がっていて!これは私達の戦いなの!」


「でも…」


黒は白を変えなければならないんだ。

そう、永遠に対立からこそ。


「冬馬…いえ、真白 冬馬さん。

あなたは…


あなたは、全部間違っている」

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