- 黒 の 魔 法 -
幸せの名の今
朝、私は小鳥の鳴き声で起きた。
目をゆっくり開けると、そこは
豪邸?
白と黒が上手く使われていて、
ホテル以上だ。
私は布団の中に潜り、目をつぶって考えた。
ここは…どこだ?
「リア様!!」
と大きな声が聞こえたので、鼻の所まで布団を下げた。
「あ、え?ハク、おはよぉー!あ、ここどこ?」
「おはようー!って、リア様!ここ、貴女の部屋ですよ?」
「え、ええええ!?」
驚いて、私は思わず布団をベッドの下に投げた。
「ちょっと待ってね。えっと、ダイアモンドでハウ寮、樹先輩…あ!思い出した!」
「リア様。頭の方は大丈夫か?」
とコクが言ってきた。