- 黒 の 魔 法 -

「どうしたの⁉︎すず」


すると、すずは泣いた。


話を聞くと、私と同じように毎日呼び出され、昨日の昼休みに同じところを何回も殴られたそうだ。


私は怒りを覚えた。


そして、すずに

「私がすずを助けるから、ちょっと待ってて!」

と言い、走った。



…いい案を思いついた。


だが、それは私が今までしてきた事が全て水の泡になる。


私は校長室に行った。


ノックをすると


「誰だね」と返って来たので「黒木リアです。」と答えると「おぉ、待ってたのだよ。」と返って来た。


ドアを開けると満面の笑みの飯沼校長。


「あの、一つお願いがあるんですが…………です。」


「ほう。それならば、いいだろう。」


校長の許可を得た。

これで、助けられる。

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