- 黒 の 魔 法 -

そして、急いですずの部屋へ。


「すず、あのね、明日からX組へ行くよ!」


「え、どうして⁉︎」


「私がすずを守りたいから。」

X組は他のクラスよりも遠くて、なかなか他クラスの子と会えない。だから、イジメもなくなるだろうと思った。


「で、でも…」


「いいの。何も心配しなくていいの。」


私がS組を、選んでいたのは誰にも関わりたくなかったから。


「あとね、すず!ハウ寮に似合う姿に一緒になろう!」


「え…」


「すずを傷つけた人達を驚かそう?」


すずは嬉しそうに


「…うん‼︎」と答えた。


私達は放課後まで一緒に話した。





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