- 黒 の 魔 法 -

ーーー数分後


四條君は今すずの部屋にいる。


そう、綺麗にしてくれるのだ。


「えっと、姫のどちらからしたらいいのですか?」


「…じゃ、私からで」


すずが言った。


「姫は、まずコンタクト持っていますか?」


「はい、一応。」


「じゃ、明日からコンタクトにして下さいね。そして、髪の毛がボサボサなので少し切りましょう。ボブでいいですか?」


「お、おまかせで」


「分かりました」


すると、四條君の手がハサミへ。


どんどん、すずの髪の毛が短くなっていく。


「これで、終わりです。一回眼鏡をとってくれますか?」

< 57 / 115 >

この作品をシェア

pagetop