- 黒 の 魔 法 -


「…リアの鈍感、バカ、アホ‼︎皆リアの容姿に嫉妬していただけなんだよ!」


すずは何故か怒っていた。


「でも、汚いって…」


「リアは美しすぎるの!綺麗なの!」


机を思いっきり叩くすず。


「…ありがとう。すず」


「姫…本当に鈍感ですね。鏡見たことありますか?」


「…んー、この学園に入って、一回だけ?かな」


「だからですね。ちゃんと鏡を見てください。」


四條君が手鏡を私に私渡した。


「え、これは…私なの?


すごいね!四條君の腕は本物だよ。」


するとあたりは静まった。沈黙状態だ。


「………姫、鈍感…」


「え?四條君今なんて言ったの?」


四條とすずかはリアの鈍感さに呆れたのであった。

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