- 黒 の 魔 法 -


ーーかぁ、かぁ、


「リア、もう五時だね。」


「私、やだよぉ。一人やだよぉ。」


少年はリアの近くに寄って


「だめだよ、リア。又、今度遊ぼうね。」


リアは泣きながら


「…絶対ね?」と言った。


リアは一人ぼっちで家に帰った。


ーーーガチャ


「お母さん…ただいま」


返事が返ってこない。

もう一回言った。


「ただいま‼︎」さっきより大きな声で


だが、“おかえり”は聞こえない。


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