- 黒 の 魔 法 -
ーレンレンが何処かへ行ったー
それは悲しい気持ちをもっと酷くしてしまった。
「っ…レンレン、いない…」
ポロポロと涙が出てきた。
「私、一人?レンレン、いない、一人ぼっち?なんで、」
絶望感を味わった。
裏切られる気持ちを知った。
ふと、足元を見るとガラスの破片があった。
足元に落ちていた、それを手に取り、首にあてた。
冷んやり冷たかった。
「私、生きる必要ないよぉ、もぅ駄目。一人こわいよぉ」
リアが首を切ろうとしたとき、温かい手がリアの小さな手を握った。