- 黒 の 魔 法 -


次に、私は雑巾で机を拭いた。


拭くと、茶色の汚いホコリの塊が雑巾の裏についている。


「わ、リア汚いー」


「私は汚くありません」


「うぅ…」


すずの負け。


さらに数十分後…


「よぉーし‼︎これで最後だぁー!」


大きな布が机の上に置いてある。でも、中に何かあるようだ。


「で、でも、なんか…怖い!リア布とって…」


中にお化けでもいると思ったのか、すずは怖がっている。


「はいはい」


そういい、布をとった。中には…


「「ラジオ?」」


そう、古い古いラジオが入っていた。


私が持ち上げると


「きゃああああぁぁぁぁ」


悲鳴がラジオから聞こえた。


「リア、これ呪いのラジオだよ…触ったから怒っちゃったんだよ…」


すずは逃げる用意していた。


「すず、これは…多分…」

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