- 黒 の 魔 法 -
「君たちは本当に馬鹿だね。僕に勝てないにきまっている。」
「私たちは勝てないと何故分かるんですか?」
四條くんの真剣な顔が怒りへと変わっていく。
「知らないの?僕はね…
“氷の死神”だからさ。」
「嘘だろっ…氷の死神」
「あー知ってる!氷のように冷たい眼差し、人を殺してもなんとも思わない感情の人だよねっ?」
「ははっ、僕はそんな風に言われてたんだね。でもね、リアの為にも僕は本気で戦うよ?」