地味なあの子は蝶々さん!


はるは、あたしの正体を知ってる。
でも、学校の友達で知っているのは
はるだけ。

それとー、理事長。
この人、実はあたしのお父さん。

あたしがキャバ嬢になったのは
お父さんと、それから亡くなった
お母さんのため。

お母さんはすごく人気がある女帝で
お父さんの自慢だった。

枕営業なんてしないのに
いつもお客さんはお母さんを指名する。

それは、お母さんがなんでも
話しを聞いてくれて相談に乗るから。

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