夏の空の下
「あーきー!!」



逃げていった亜紀にはすぐ追いついた。




これでも一応、私は足は速い方なんだ。




「あのね、涼音はいつもソフトのこと考えてる時目がキラキラしてるの!
子犬みたいに!
だからすぐ分かるんだー」



ふぅん、そうなんだ。



参考程度に覚えておこう、と思って周りを見ると、もうすぐ先に学校が見える。




「黒川、松代、はよー」




「おーおはよう」



「お?神田くんだ?」
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