狼達に捧げる歌
森は、町からすぐのところにあった。


ガサガサ。


マリヤはすぐに武器をかまえる。


草むらから出てきたのは………


白と灰色の髪をもつ赤い瞳の人間。否。人狼が居た。



「珍しいね。人間がこの森にくるなんて。ふーん。エクソシストかあ。」


人狼は、マリヤにどんどん近づく。そしてマリヤの腕を掴んだ。マリヤと人狼は目があった。



マリヤ「っ…!」


なんて悲しそうな瞳…魔物もこんな表情するの?


マリヤは、何故か抵抗できなかった。
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