君が好き。2~大好きな彼と結婚する方法~
「やだ!もうこんな時間っ」
時刻は十一時を過ぎていた。
急いで鞄の中からスマホを探す。
きっと圭吾さん心配してる!せめて連絡だけでもしておかないと!
「…嘘」
真っ暗なままの液晶。
「…そうだった。昨日の夜、充電し忘れちゃったんだ」
なにやってるのよ。こんな時に限って。
漏れる大きな溜息。
どうしよう。コンビニに行けば充電器なんて売っているけど…。
つい視線は副社長の眠る寝室へと向かってしまう。
ううん。
圭吾さんなら話せばちゃんと分かってくれる。
優先順位は違う。今はいつ副社長が起きても大丈夫なように準備することよ。
早く作って準備して帰ろう。
そう思い髪を一つに束ね、料理に取り掛かる。
いつもいつも自分の判断に迷いながらも、決めたことを信じてやってきた。
…だけどこの時の私の判断だけは、もしかしたら大きく間違っていたのかもしれない。
時刻は十一時を過ぎていた。
急いで鞄の中からスマホを探す。
きっと圭吾さん心配してる!せめて連絡だけでもしておかないと!
「…嘘」
真っ暗なままの液晶。
「…そうだった。昨日の夜、充電し忘れちゃったんだ」
なにやってるのよ。こんな時に限って。
漏れる大きな溜息。
どうしよう。コンビニに行けば充電器なんて売っているけど…。
つい視線は副社長の眠る寝室へと向かってしまう。
ううん。
圭吾さんなら話せばちゃんと分かってくれる。
優先順位は違う。今はいつ副社長が起きても大丈夫なように準備することよ。
早く作って準備して帰ろう。
そう思い髪を一つに束ね、料理に取り掛かる。
いつもいつも自分の判断に迷いながらも、決めたことを信じてやってきた。
…だけどこの時の私の判断だけは、もしかしたら大きく間違っていたのかもしれない。