君が好き。2~大好きな彼と結婚する方法~
好きって気持ちだけでは、うまくいかないのはなぜですか?
「はい、これでも飲んで落ち着いて」
「…ごめんね、ありがとう」
橘さんが淹れてくれたミルクティーをもらい、一口飲む。
温かくて甘くて、ホッとする。
「…藤原さんは?」
「大丈夫、光太を寝かしつけてもらっているから」
「そう…」
途方もなく街を歩きまわっていると、橘さんから電話がかかってきて、橘さんの声を聞いた瞬間止まったはずの涙がまた溢れ出してしまった。
そして言われるまま家に来てしまったけど、今更になって後悔。
こうやって迷惑かけてしまっているんだから。
「…いいわよ、落ち着いてからで」
「え…?」
そう言うと橘さんは照れくさそうにそっぽ向く。
「私の時もそうやって言ってくれたでしょ?…櫻田さんが泣くなんてよっぽどのことがあったんだろうし。だから待っててあげる」
「橘さん…」
橘さんの言葉が嬉しくて、また涙が出てきてしまった。
「ちょっと!泣くところじゃないと思うんだけど」
「だってぇー…」
橘さんがそんなこと言うからだよ。
それから私の涙が止まるまで橘さんはずっとそばで待っていてくれて。ゆっくりとだけど、さっきまでのことを話し始めた。
ーーーーーー
ーーー
「そっか…」
私の話を最後まで何も言わず聞いてくれた橘さん。
「…ねぇ、もし橘さんが私の立場だったらどうする?」
私とは違う答えを出す?
「…ごめんね、ありがとう」
橘さんが淹れてくれたミルクティーをもらい、一口飲む。
温かくて甘くて、ホッとする。
「…藤原さんは?」
「大丈夫、光太を寝かしつけてもらっているから」
「そう…」
途方もなく街を歩きまわっていると、橘さんから電話がかかってきて、橘さんの声を聞いた瞬間止まったはずの涙がまた溢れ出してしまった。
そして言われるまま家に来てしまったけど、今更になって後悔。
こうやって迷惑かけてしまっているんだから。
「…いいわよ、落ち着いてからで」
「え…?」
そう言うと橘さんは照れくさそうにそっぽ向く。
「私の時もそうやって言ってくれたでしょ?…櫻田さんが泣くなんてよっぽどのことがあったんだろうし。だから待っててあげる」
「橘さん…」
橘さんの言葉が嬉しくて、また涙が出てきてしまった。
「ちょっと!泣くところじゃないと思うんだけど」
「だってぇー…」
橘さんがそんなこと言うからだよ。
それから私の涙が止まるまで橘さんはずっとそばで待っていてくれて。ゆっくりとだけど、さっきまでのことを話し始めた。
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「そっか…」
私の話を最後まで何も言わず聞いてくれた橘さん。
「…ねぇ、もし橘さんが私の立場だったらどうする?」
私とは違う答えを出す?