君が好き。2~大好きな彼と結婚する方法~
「大貫さんも絶対に幸せになって下さい!…きっと圭吾さんもそれを望んでいるはずです!」
「……」
そう伝えるとずっと大貫さんは驚いたまま。
でもそう思うもの。絶対圭吾さんも大貫さんに幸せになってほしいって思ってるよ。
初めて本気で好きになった人なら余計に。
「…本当、お似合いの二人すぎだなぁ」
「え…?」
私と大貫さんとの距離は離れていて、なんて言ったのかよく聞き取れなかった。
「ありがとうございます!」
だけど次に聞こえてきた大きな声。
そう笑顔で言うと、大貫さんはまた私に背を向けて歩き出す。
「…幸せになって下さい…ね」
心からそう願わずにはいられなかった。
大貫さんの姿が見えなくなるまで私はずっと見送ってしまっていた。
そして荷物を持ち、搭乗口へと向かった。
大好きな人がいる東京に向かって。
ーーーーーーー
ーーーー
飛行機に乗ること約一時間半。東京に着いた頃にはすっかり日が落ち、夜になっていた。
まずは一階橘さんの家に寄ってから、圭吾さんと一緒に住むマンションに帰ろう。そう思いながら出口に向かい歩いていると、見覚えのある姿が視界に入り足が止まる。
「……」
そう伝えるとずっと大貫さんは驚いたまま。
でもそう思うもの。絶対圭吾さんも大貫さんに幸せになってほしいって思ってるよ。
初めて本気で好きになった人なら余計に。
「…本当、お似合いの二人すぎだなぁ」
「え…?」
私と大貫さんとの距離は離れていて、なんて言ったのかよく聞き取れなかった。
「ありがとうございます!」
だけど次に聞こえてきた大きな声。
そう笑顔で言うと、大貫さんはまた私に背を向けて歩き出す。
「…幸せになって下さい…ね」
心からそう願わずにはいられなかった。
大貫さんの姿が見えなくなるまで私はずっと見送ってしまっていた。
そして荷物を持ち、搭乗口へと向かった。
大好きな人がいる東京に向かって。
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飛行機に乗ること約一時間半。東京に着いた頃にはすっかり日が落ち、夜になっていた。
まずは一階橘さんの家に寄ってから、圭吾さんと一緒に住むマンションに帰ろう。そう思いながら出口に向かい歩いていると、見覚えのある姿が視界に入り足が止まる。