君が好き。2～大好きな彼と結婚する方法～
そう思うと、気持ちばかりが焦ってくる。
早く会いたい。
でも、もしかしたらこんな私に見惚れてくれねぇかもしれない。そんな不安も襲ってきちまう。

時間が経つのがすっげ遅く感じる。
いつもは早すぎるくらいだって思ってんのに。
今ばかりは違う。時間が経つのが遅ぇよ……。

「……いや、遅いよな？」

すぐに時計で時間を確認すると、約束の時間より十五分も過ぎていた。

「おかしいな……」

いつも時間ぴったりに来る和也君。
携帯を確認するも、和也君からの連絡はなかった。

心配になり立ち上がり、近くを見回すもののやっぱり和也君の姿は見当たらない。

こんなことなかったのに……。
もしかして和也君の身になにかあったんだろうか…？
それともまさか、遠目で私のこの姿を見て、逃げ出した……とか？

そんな不安がよぎるが、すぐに違うと自分に言い聞かせ首を横に振る。
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