君が好き。2~大好きな彼と結婚する方法~
意外な言葉だったのか、キョトンとする翔太。
「いや、さ……。実は昨日、和也君と会ったんだけど、さ。……言われちまったんだ。諦められない人がいるって。でもな、私も和也君には人生初の一目惚れをしたじゃん?しかも菜々子の結婚式で再会とか、運命感じたし!!……だからなんつーか……簡単に諦めたくないっつーか」
「うん……それで?」
昔のように、私の話に耳を傾けてくれる翔太。
そんな翔太の隣で、宏美ちゃんも私ん話を聞いてくれていた。
「それで、言っちまったんだ。……諦めないって。……でも一晩たって考えると、さ。和也君は私のことを振ったわけじゃん?なのに、いつまでも諦めずにいるのは、和也君にとったら迷惑なんじゃねぇかなって思って……」
あの時はただ単純に、このまま和也君との関係が終わってしまうのが嫌だったから……。
でもよく考えるとさ、迷惑なんじゃねぇかって思う。
気持ちを打ち明けてくれたってことは、きっと私に『諦めてくれ』って遠回しに伝えたかったからなんじゃないか、って思えるから。
顔は次第に下へと向かっていき、しばしの間、流れる沈黙。
「……なぁ、それってさ本気で言ってんの?」
「え……?」
翔太の声に、顔を上げてしまう。
すると翔太は真剣な面落ちで私を見つめていた。
「そんな弱気な桜子なんて、桜子じゃねぇじゃん。……いつもの桜子だったら、相手の気持ちなんてお構いなしに、ガツガツいくんじゃねぇの?」
「翔太……」
「いや、さ……。実は昨日、和也君と会ったんだけど、さ。……言われちまったんだ。諦められない人がいるって。でもな、私も和也君には人生初の一目惚れをしたじゃん?しかも菜々子の結婚式で再会とか、運命感じたし!!……だからなんつーか……簡単に諦めたくないっつーか」
「うん……それで?」
昔のように、私の話に耳を傾けてくれる翔太。
そんな翔太の隣で、宏美ちゃんも私ん話を聞いてくれていた。
「それで、言っちまったんだ。……諦めないって。……でも一晩たって考えると、さ。和也君は私のことを振ったわけじゃん?なのに、いつまでも諦めずにいるのは、和也君にとったら迷惑なんじゃねぇかなって思って……」
あの時はただ単純に、このまま和也君との関係が終わってしまうのが嫌だったから……。
でもよく考えるとさ、迷惑なんじゃねぇかって思う。
気持ちを打ち明けてくれたってことは、きっと私に『諦めてくれ』って遠回しに伝えたかったからなんじゃないか、って思えるから。
顔は次第に下へと向かっていき、しばしの間、流れる沈黙。
「……なぁ、それってさ本気で言ってんの?」
「え……?」
翔太の声に、顔を上げてしまう。
すると翔太は真剣な面落ちで私を見つめていた。
「そんな弱気な桜子なんて、桜子じゃねぇじゃん。……いつもの桜子だったら、相手の気持ちなんてお構いなしに、ガツガツいくんじゃねぇの?」
「翔太……」