俺の女になれ。


『男待ちかょ!』



『大丈夫?』

「うん」


それは杉沢君だった。



『あれ?神崎待ち?』

「うん。」



『…へー。雨降りそうだから気をつけてね。』


「うん。ありがと。」




杉沢君は立ち去った。


振り返るときに、気味悪い笑い方をしたと思った。

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