昨日よりも少しでいい




「先輩と私どんな関係ですか」

「心華が中3の春から

付き合ってたんだ」


「どこで知り合ったんですか?」

「あのお店俺が作ったパスタと

ココアいつも飲んで笑ってるの

みてたら好きになった」


ちょっと恥ずかしい

そんなまえから食べてたんだ


「で、俺がこくってふられた」

「ふられた!?
私ふったんですか!?」


びっくりした私を笑う先輩


「そう!振り方がまた面白くて笑」


えー、どんな振り方したのよ

自分・・・


「こんなイケメン様をふるなんて

おこがましいのは

分かってるんですが誰ですか」


多分わたしのマネしてるんだろう


「嘘!絶対嘘!そんなんじゃない」


枕で先輩をたたくまくった


「まぢまぢ笑それで最ひかれて」

「うっ・・・///」

「あ、照れた笑」

「うるさい!//」



最初とは全然違う雰囲気

悪戯っ子みたいな笑顔

付き合ってる時も

こうやって二人で話したのかな


すごい幸せだよ

暗い事実、それをしって

すごく辛いけど先輩がいる

それだけで救われてる


さっき二人でワンワン泣いたし

まだ記憶は戻らないけど

前を向いて生きていたい。


「また付き合って、先輩」

「先に言うなよ、ばか」


そういって優しくキスしてくれた

そして私は疲れたのか

眠りについた





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