逆ハーレムに巻き込まれました。
「こ、来ないでッ!」
「ッハハ!なぁに強がってんの?足なんか震えちゃってるくせにー」
私は顔を強張らせながら、ジリジリと男子達から距離をとった。
そのまま、リタ達から遠ざかる方向へ少しずつ誘導していく。
……しかし、その途中で出ていた木の根に足を引っ掛け、その場で仰向けに倒れてしまった。
「きゃっ!?」
思わず自分のドジっぷりを心の中で悔やむも、時既に遅し。
彼らは逃げ惑う私を追い詰めたと思い、満足げな笑顔を浮かべてこちらへと迫ってきた。
「おいおい、アッサリ捕まっちゃダメだろう?」
「まぁ、その怯えた顔は余計にそそるってもんだがな!」
下卑た笑顔を貼り付けながら、私の腹の上へ跨る男。
他の男によって両腕が頭上で固定され、物理的な反撃も封じられた。