逆ハーレムに巻き込まれました。
……すみません、そんなに応援されてもどうすればいいか分からないんですが。
っていうか、こんなに応援されるなんて初めてすぎる。逆にプレッシャーだよ!
私は困惑しながらもなんとか笑顔を返し、ガンツ先生の後をついていく。
そして、5分後……
「ここが第4修練場だ。そっちの選手控室に入り、用意ができ次第グラウンドへ入るように」
そう言って連れてこられたのは、ドーム状の巨大な建物だった。
「……え、先生。ここで戦うんですか?」
「そうだ。……すでに相手は用意してグラウンドに待機しているようだから、
マクレールもはやく来るように」
淡々とそれだけを告げると、ガンツ先生はどこかへ歩き去ってしまった。
呆然としていた私は、その場に一人取り残される。
「……え?」
な、なんだろうこの心細さ。本当に控室入っていいんだよね!?
困惑しながら、恐る恐る『控室』と書かれたドアを開ける。
そして、
「……へぇー」
私は、思わず感嘆の声を漏らした。