ハダカの初恋
ウラハラな想い
翌朝。いつもより早く起きてしまったあたしは、いつもより念入りに髪をブローした。
スキンケアもいつもの倍の時間をかけて、メイクは厚くならないように丁寧に……
……って!
べ、別に誰かのためにオシャレしてるとかじゃないんだけどね!うん、断じてないもんね!
「行ってきまーす」
家を出ていつもの通学路を歩いていると、バッグの中のスマホが鳴った。
あっ……晴人からのメールだ。
急いでメールを開くと、『昨日の』という本文に写真が添付されていた。