ハルと見た青空
俺はちゃらくない発言をすると、大きな目を見開いて信じられないという顔をした。


俺そんなにちゃらくみえんのかな・・。


でも、さっきより表情が柔らかくなったし。

なんか、可愛いな。


「春隆って長いからハルだね!よろしくハル!」


さっきの警戒心がバカみたいにほどけた無邪気な笑顔。


俺の心臓は単純で、バカみたいになって、

初めて会ったその日から、美穂が好きだったんだ。



はじめから、友情なんて感じちゃいない。


はじめから、恋愛感情しかなかった。



たぶん、美穂は友情としか思っていない。



俺も、好きって言えずにいる。

関係が崩れそうで。


だから、もう少し時間をかけよう。




こんな俺だけど、美穂。



許して。


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