ー恋 愛ー
5人で並んで帰る。
いや、2人は後ろにいるけど。
「好き〜!」
「俺は大好き〜!」
「えー!
じゃあ私は、大大大好き〜!」
「ん〜?
俺はねぇ、
愛してる。」
「ちょっと…、もうっ!
照れるからやめてよ!」
後ろからの桃色オーラが半端ないっす。
隣で海渡君がいろいろ話しててくれるけど、あんまり耳に入って来なくて。
申し訳無く思いながらも、耳に入ってくる会話に少々飽きれていた。
「ゆき、ごめん。
いつもの事だからそっとしといてやって?」
巴香のその言葉に私は頷くだけだった。
「じゃ、私こっちだから。」
「私はこっち〜!」
「俺もこっち〜!」
あ、皆バラバラなんだ。
私はあっちだもん…
「じゃあ、ここでばいばいだね。
また明日っ!」
そう言って解散した。