ー恋 愛ー
出会い
ムカつくムカつくムカつく!
あんな人と同じ教室とかやだ!
そう思った私は教室を飛び出した。
ガラッ。
どんっ。
勢いよく飛び出したため、誰かとぶつかってしまった。
「あっ、すみません!」
「こっちこそごめんね?
怪我、無い?」
目の前に居たのは世でいう爽やかボーイ。
清潔感があって、笑顔が眩しくて…
これが、一目惚れってやつ…?
すごい、なんか運命みたい。
なんちゃって。
「あの…?」
「えっ?あぁ、ごめんなさい。
えと、何でしたっけ?」
「怪我してない?」
「あ、はい!
全然ぴんぴんです!」
と、よくわからない事を言ってしまった。
「ふふっ。
君面白いね。
…じゃあ。」
そう言って、どこかへ言ってしまった。
多分、学年だから、また会えるよね。
「チッ。」
愛坂が舌打ちをしてたのなんて知る由もなかった。