ー恋 愛ー
ー翌日ー
学校の下駄箱前。
「あっ、巴香、璃奈ー!
おはようっ♪」
2人に挨拶をする。
「おはよ。」
「おはぁ♪」
もうー、相変わらず美形だな、2人共。
「ゆきー!
今日も可愛いねっ!」
「お世話をどうもありがとう。」
「お世話じゃない…あっ!
叶多〜!
おはよう♪」
「おはよう!」
朝から熱いなぁ…。
ちょっと羨ましかったりして。
「あっ。昨日の…」
その声と共に振り返ると、昨日、教室前でぶつかった人が居た。
会えて嬉しい気持ちで頬が緩む。
「昨日は、本当にすいませんでした…!」
「全然いいよ。
それよりさ、名前は?」
「あっ、恋塚ゆきです。」
「ゆきちゃんね。
俺は柳 壮斗。」
柳壮斗君って言うんだ…。
また話せる事が、素直に嬉しかった。