一途な彼女と意地悪な彼
キケンナキョリ
「もう無理……」
っん!
何これっ!
キス?
前にしたのより苦しくてエロい……。
でも、嫌じゃない。
「…っ…んんっ!」
さすがに酸欠なりそうで、祐介の胸元を叩いた。
「……はぁ、はぁ」
「あれ、ちょっと椿には刺激が強かった?」
「んな!な、何それっ」
祐介はなんでそんなに平気なの?
「………もう一回、していい?」
「だめっ……っん……んぁっ」
「……椿、声エロい」
「へ、変態っ!…ちょっ!何すっ」
あたしたちの後ろにあった、ベッドに押し倒されて、あたしの上に馬乗りした祐介。
こんなの、初めてでよくわからないけど、この先何をするのかとか、なんとなく、あたしでも分かった。
祐介は、あたしにキスをする。
それは、凄く深くて……
大人なキス。