さよならまでの時間。
麻里にはあたしの病気のことは話していない。

なんか重い話とかあんまりしたくないし。

「あたし朝苦手なんだよね!

できればはやく起きるよ。」

だから診察の日とかは

寝坊したとか嘘ついてる。

「できればじゃないしー。

ほんとに蒼羅はー!」


麻里とは高校に入ってから

すぐに仲良くなった。

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