先生の家政婦
お手伝い
「そうだったな。今パパの会社が人気がすごくてな」
パパの会社は家政婦やベビーシッターなども扱っていて、結構お手頃な値段だから最近共働きの家族には人気なのだ。
「だから人手が足りなくてな、1ヶ月でいいんだ。住み込みで働いてくれないか?」
「はぁ?しかも住み込みって」
「住み込みでいいって言う許可もでてるんだ。しかも家事とかやったら家に帰るの遅くなるだろ?だったらその家に住まわせてもらった方が安全だろ。
稼いだお金はお小遣いにしていいから」
お小遣いにしていいからの一言であたしの何かが変わった。
「わかったよ」
「やってくれると思ったよ!じゃあ明日からだから学校帰ったらここに行きなさい」
そう言って渡した紙。
住所と家の持ち主の名前が書いてある。
青山大和(あおやまやまと)
どんな人なんだろうか。