シャボン玉
さっきまでとは全然違う被害妄想が私の頭の中を埋め尽くしてく。





半分だった陸のサイダーはいまだ・キラキラと透き通っている。


「マジ!!!??・ありがとなッッ♪」




陸は満面の笑みでそぉ言うと半分のサイダーを全て飲み干してしまった。



陸がカラになったコップを机の上に置くのと同時に私は立ち上がる。





「・・・・ん?」



陸は嬉しそうに笑顔をうかべながら私を見上げている。



「あ、そぉいえば・・勉強ちょっとたまってたんだよね。そろそろ戻るねッ」



頑張って笑顔をつくた。



「ぁ。そーだったの??ごめんな。じゃ、また明日ッ・・よろしくなッ」



私は「ぅん。」と小さくうなずくと陸に顔を見せないように・すぐに部屋を出て行った。



目には涙がたまっているのがわかる。



陸には・・・気づかれなかったかな。。
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