LOVERS STORIES
「え、えっと……」
「やっぱり何か隠してるんだな?」
どうしよう…。
慎也にバレちゃった……。
「………」
「なんだ?そんなに言えないようなことなのか?」
はい、そうです。
その通りです……っ!
「……まぁ、いい。」
慎也はあたしの頭をポン、と叩いた。
「えっ、慎也……」
「無理矢理話せって言ってる訳じゃないんだ。ただ、お前が悩んでるなら相談に乗りたいと思っただけだ。ごめんな?困らせちまって」
違うよ。
違うの……。
あたしが隠してることは……。
「これから見せるから……見て、くれる?」
あたしは勇気を振り絞って言った。