LOVERS STORIES

「え、えっと……」




「やっぱり何か隠してるんだな?」




どうしよう…。
慎也にバレちゃった……。




「………」




「なんだ?そんなに言えないようなことなのか?」




はい、そうです。




その通りです……っ!




「……まぁ、いい。」




慎也はあたしの頭をポン、と叩いた。




「えっ、慎也……」




「無理矢理話せって言ってる訳じゃないんだ。ただ、お前が悩んでるなら相談に乗りたいと思っただけだ。ごめんな?困らせちまって」




違うよ。
違うの……。




あたしが隠してることは……。




「これから見せるから……見て、くれる?」




あたしは勇気を振り絞って言った。



< 7 / 10 >

この作品をシェア

pagetop