同期が急に変わったら…。
は?
毛布を出そうと

寝室に入っていく。





もう、ベッドでの睡眠は諦めて、

横目で将生を睨んでみる。







涼しい顔して、

肩肘をついて、右口角を上げる。






くっそー。






ベッドの将生の頭のところに、

目覚まし時計を置いて、

5時にセットしてやる。






せっかくのお休みに、

無駄に早起きでもしてろ!





『時計、ここに置いておくね。』




にっしっしっ。

この目覚まし、

すんごい音するからね〜。





『いずみ。』





急にベッドの布団を払い除けて、

すくっと、起き上がる将生。




『何よ?』





グイッと手首を掴まれて、

ストンとベッドに座る形になる。





『いずみもここで寝れば?』


『は?』


『なんだよ。

いずみもベッドで寝ろよ。』


『は?』





こいつ、いったい誰だよ。





『お前、何か変な事考えてんの?』


『は?』


『は?ばっかり何回言うんだよ。』


『いや〜。別に。』


『なんもしねぇよ。

このムダに広いベッドに

一緒に寝てても邪魔にはなんねぇよ。』






そうだけど…。

確かにセミダブルだし、広いけど。






そうね、

別にどーって事ないわよ。


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