同期が急に変わったら…。
で、将生。

いつまでうちにいる気なの?





もう、太陽も高く登って、

只今10時。




何か食べて行くのかな?

なんなんだ。






『ねえ、将生。今日、予定ないの?』

『ない。』

『あー、そう。』

『帰って欲しいのか?』

『いやいや、そういう意味では…。』

『そういう意味だろ。』

『……。まあね。いつまでいるのよ?』

『さあ?』









こらこら、そろそろお帰り下さい。







『私ね、買い物も行きたいしさ。』

『ふうん。俺も行くよ。』

『は?』

『どこ行くんだ?』






どこ?

とか聞くぅ?

帰ってほしいから、

適当に言ったんですけど?






『どこって。色々あるし。』


『じゃあ、色々行けばいいだろ?』


『ちょっと〜、どうしたのよ?』


『何が?』


『こんなこと、
今まで言わなかったじゃない?』


『ああ。言わなかったからな。』


『何考えてんのよ?』


『別に?』





くっ〜!腹立つ。

絶対なんか裏がある!

暴いてやる!






『ねえ、将生。

人ってさ、
ちゃんと言わなきゃ分からないのよ。

正直に言えば怒らないから。
白状したら?』


『何を白状するんだよ?』


『将生の考えてる事。』


『ったく、めんどくせぇ。』





はあ?ふざけんな!

お前がめんどくさいんだよ!

帰れ!!





『めんどくさいなら、帰れば?』


『……。』


『将生ぃ。』


『いいだろ?ここに居たいんだよ。』


『なんでよ。』


『いずみと居たいから。』


『は?』


『お前、退屈しねぇから。』


『出たよ。暇つぶし?

生憎、私は忙しいの!』


『だから、一緒に行くよ。』





ははーん。

いいわ、わかったわよ。

買い物付き合わせて、

ヘトヘトにしてやろーか?

女のマジ買い物、なめんなよ。







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