同期が急に変わったら…。
ふ。
朝、
抱きしめられている感覚で
目が覚めた。
『起きたか?』
将生、先に起きてたんだ。
将生の掠れた声。
なんだか男の色気たっぷりだ。
『ん〜、おはよ。』
『おはよう。なあ、離してねぇだろ?』
『起きてからしたんでしょ?』
私をバカだと思ってんの?
ずっと抱きしめたままで
寝れるわけないでしょ?
『さあな。』
『……。
いつ起きたの?』
『少し前。』
ふうん。
『今何時なの?』
『6時15分。』
『あ〜、じゃあ起きる。』
将生の腕の中をすり抜けて、
ベッドから出ようとしたら、
『まだダメ。』
と、ギューっと抱きしめて、
額の髪に『チュッ』とキスをされた。
髪にキスされたくらいで、
騒げない。
……。
そんなわけないじゃなーい!
何してんのよ?
まだ眠い頭でも、ツッコミたくなる。
でも、それより、
ドキっとしちゃって、
自分を落ち着かせて、
静かに深呼吸するのに必死だった。
何か、違う事考えよう!
そうよ、そう!
あー、朝ご飯。
どうしようかな。
朝ごはん、何か作らないとね。
将生食べてくよね?
朝ご飯ネタで、
少し落ち着いた。
『朝ごはん、食べてくよね?』
『ああ。なんかある?』
『大丈夫。あるよ。
将生は、まだ休んでていいよ。
出張疲れたでしょ?』
『いや。別に大丈夫だけど。』
『休んでてよ。
将生、二度寝する?』
『じゃあ、する。』
『何時に起こす?』
『6時45分。』
『わかった。』
将生、絶対疲れてるはず。
全然、のんびりしてないんだもん。
……。
仕事、まだ残ってるみたいだったし。
少しでも、休んで。
静かに将生の拘束をほどいて
寝室を出た。
『将生〜。時間だよ。』
『ん〜。』
『将生〜。』
『おー。』
のそのそと起き上がった将生。
ベットの下に足を降ろして
座りながら目を閉じてる。
まだ眠いんだよね?
『いずみぃ。ちょっと。』
『なに?』
目が開かない将生に近寄ったら、
さっと腕を引き寄せられ
ガッシリと腰を固定された。
ちょっと〜。
寝ぼけてても力はあるんだ。
『いずみ。おはよ。』
本日2回目のおはよ。
立ってる私のお腹に
顔をうずめて、
腕を外してくれる気もなさそう。
『将生、ごはん。』
『おう。』
『向こう行くよ?』
『おう。』
だーかーらー、
その腕を外せっての。
『遅刻するよ?』
『ああ。起きるよ。』
腰を固定していた腕は
するっと外された。
将生、寝れたのかな。
疲れ、とれたのかな。
ほんのちょっと心配。
将生はのそのそと、
やっとベッドから立ち上がった。
今日、うちから出勤だよね?
将生の荷物……。
どうするんだろう。
『将生、荷物置いてく?』
『ああ。スーツケースは置いてく。
今晩、また来るから。』
『とりに来るの?』
『まあ。取りに、っつうか、
ここに帰ってくる。』
? ?
要するに?
今晩も来るって事?
『帰って来るって?』
『今日もここ泊まる。
明日お前休みだろ?』
『…まあ、一応…。』
分かりやすく言えよ!
でもまあ。
いいけど。
『ご飯は?』
『あー、どーすっかな。』
『食べて来るの?』
『いや、今日遅くなるから。
いずみ、先に食べとけよ。』
『うん。……。』
抱きしめられている感覚で
目が覚めた。
『起きたか?』
将生、先に起きてたんだ。
将生の掠れた声。
なんだか男の色気たっぷりだ。
『ん〜、おはよ。』
『おはよう。なあ、離してねぇだろ?』
『起きてからしたんでしょ?』
私をバカだと思ってんの?
ずっと抱きしめたままで
寝れるわけないでしょ?
『さあな。』
『……。
いつ起きたの?』
『少し前。』
ふうん。
『今何時なの?』
『6時15分。』
『あ〜、じゃあ起きる。』
将生の腕の中をすり抜けて、
ベッドから出ようとしたら、
『まだダメ。』
と、ギューっと抱きしめて、
額の髪に『チュッ』とキスをされた。
髪にキスされたくらいで、
騒げない。
……。
そんなわけないじゃなーい!
何してんのよ?
まだ眠い頭でも、ツッコミたくなる。
でも、それより、
ドキっとしちゃって、
自分を落ち着かせて、
静かに深呼吸するのに必死だった。
何か、違う事考えよう!
そうよ、そう!
あー、朝ご飯。
どうしようかな。
朝ごはん、何か作らないとね。
将生食べてくよね?
朝ご飯ネタで、
少し落ち着いた。
『朝ごはん、食べてくよね?』
『ああ。なんかある?』
『大丈夫。あるよ。
将生は、まだ休んでていいよ。
出張疲れたでしょ?』
『いや。別に大丈夫だけど。』
『休んでてよ。
将生、二度寝する?』
『じゃあ、する。』
『何時に起こす?』
『6時45分。』
『わかった。』
将生、絶対疲れてるはず。
全然、のんびりしてないんだもん。
……。
仕事、まだ残ってるみたいだったし。
少しでも、休んで。
静かに将生の拘束をほどいて
寝室を出た。
『将生〜。時間だよ。』
『ん〜。』
『将生〜。』
『おー。』
のそのそと起き上がった将生。
ベットの下に足を降ろして
座りながら目を閉じてる。
まだ眠いんだよね?
『いずみぃ。ちょっと。』
『なに?』
目が開かない将生に近寄ったら、
さっと腕を引き寄せられ
ガッシリと腰を固定された。
ちょっと〜。
寝ぼけてても力はあるんだ。
『いずみ。おはよ。』
本日2回目のおはよ。
立ってる私のお腹に
顔をうずめて、
腕を外してくれる気もなさそう。
『将生、ごはん。』
『おう。』
『向こう行くよ?』
『おう。』
だーかーらー、
その腕を外せっての。
『遅刻するよ?』
『ああ。起きるよ。』
腰を固定していた腕は
するっと外された。
将生、寝れたのかな。
疲れ、とれたのかな。
ほんのちょっと心配。
将生はのそのそと、
やっとベッドから立ち上がった。
今日、うちから出勤だよね?
将生の荷物……。
どうするんだろう。
『将生、荷物置いてく?』
『ああ。スーツケースは置いてく。
今晩、また来るから。』
『とりに来るの?』
『まあ。取りに、っつうか、
ここに帰ってくる。』
? ?
要するに?
今晩も来るって事?
『帰って来るって?』
『今日もここ泊まる。
明日お前休みだろ?』
『…まあ、一応…。』
分かりやすく言えよ!
でもまあ。
いいけど。
『ご飯は?』
『あー、どーすっかな。』
『食べて来るの?』
『いや、今日遅くなるから。
いずみ、先に食べとけよ。』
『うん。……。』