同期が急に変わったら…。
静かにコーヒーを
飲んでる将生と私。
将生はまたタバコを吸いながら、
私の旅行雑誌をめくってる。
雑誌に目を向けたままの将生が、
『いずみ。今日泊めて。』
『はあ? 』
ちょっ、ちょっ、マジですか?
将生はいつも、
このコーヒーを飲んだら、
適当に帰って行く。
お決まりなのよ、ずーっと。
何年もずーっと。
今日はどうしたのよ、将生。
『俺、今日泊まるから。』
『ねえ、何かあった?』
泊まるなんて大胆な事を言ってるくせに
まだ雑誌を見たまま
知らん顔をしてる。
『別に?』
『ふうん。
泊まるの?…まあいいけど。
将生、あんたソファーで寝てよね。』
『なんで?』
『なんで?って。
私のうちだから?』
『俺、客。』
『あんたが今更、客?
それはないでしょ?』
ここで、やっと顔を上げて
私を見る。
いや、睨む。
『あ?』
その、やたらいい顔で睨むな!
『あー、はいはい。
わかったわよ。
じゃあ、後で相談ね。』
『おう。』
どーしたのよ?マジで泊まるの?
将生とは数えきれない程
コーヒーをこの部屋で飲んだけど。
泊まるのは、初めての事。
仮にも、私は女だぞ。
違うか、仮じゃなく、女だ。
将生、本当に何か悩んでるの?
読めない男。
『じゃあ、今夜は語り明かす?
悩み、聞くから。』
『あ? 悩みなんかねぇよ。』
『そう?
まあ、いいわ。
とにかく、話そうよ。ね?』
『……。』
はあ。なんなのよー!
飲んでる将生と私。
将生はまたタバコを吸いながら、
私の旅行雑誌をめくってる。
雑誌に目を向けたままの将生が、
『いずみ。今日泊めて。』
『はあ? 』
ちょっ、ちょっ、マジですか?
将生はいつも、
このコーヒーを飲んだら、
適当に帰って行く。
お決まりなのよ、ずーっと。
何年もずーっと。
今日はどうしたのよ、将生。
『俺、今日泊まるから。』
『ねえ、何かあった?』
泊まるなんて大胆な事を言ってるくせに
まだ雑誌を見たまま
知らん顔をしてる。
『別に?』
『ふうん。
泊まるの?…まあいいけど。
将生、あんたソファーで寝てよね。』
『なんで?』
『なんで?って。
私のうちだから?』
『俺、客。』
『あんたが今更、客?
それはないでしょ?』
ここで、やっと顔を上げて
私を見る。
いや、睨む。
『あ?』
その、やたらいい顔で睨むな!
『あー、はいはい。
わかったわよ。
じゃあ、後で相談ね。』
『おう。』
どーしたのよ?マジで泊まるの?
将生とは数えきれない程
コーヒーをこの部屋で飲んだけど。
泊まるのは、初めての事。
仮にも、私は女だぞ。
違うか、仮じゃなく、女だ。
将生、本当に何か悩んでるの?
読めない男。
『じゃあ、今夜は語り明かす?
悩み、聞くから。』
『あ? 悩みなんかねぇよ。』
『そう?
まあ、いいわ。
とにかく、話そうよ。ね?』
『……。』
はあ。なんなのよー!