俺がイイんだろ?


美嘉と同じ夢だったと知って、私は前に進めるような気がした。
今は何も当てがないけど、きっと大丈夫。


「ねぇ美嘉」

「ん?」


そして1つ決心した。


「私リリィーを…いや、リリクロを越えたい。
だから、京平を好きな気持ちは封印するよ」

「ひかり…」


そう、恋心を抱いている京平への思いは封印しないともっと前へ進めない。
そう思った。


「…アンタが決めたことなら何も口出しはしないよ」

「うん…」


少し辛い気持ちはある。
京平がリリクロのメンバーじゃなかったら…と、考えてしまう。
好きと伝えてしまったけど、付き合って欲しいとは言っていない。
だから大丈夫。


「いろいろとこれから辛いと思うけど…
アンタとアタシなら大丈夫」

「うん…」

「支え合って、リリクロ越えてやろう!」

「もちろんだよ!」


私と美嘉は前へ進む。


「美嘉…頑張ろう」

「当たり前だよ…」


私達は手を繋いで家への帰り道を歩いた。









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