幼い頃の小さな約束
忘れられた約束
~ゆきside~
あたしの目の前には、たくさんの男の人。
あたしの格好は、メイド服。
恥ずかしい・・・!
あたしは隠れたくなる気持ちを抑え、お客さんの所に向かった。
最初のお客さんは、ちょっと軽そうな男の一人客。
茶色の髪の毛が、ふわふわとしていそうだ。
高校生では、なさそうだな。
そう思いながら、あたしは必死に笑顔を作って、話しかける。
「お客さん、ちゅ、注文をどうぞ・・・」
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忘れられた約束