幼い頃の小さな約束
京香ちゃんは微笑んで、ゆっくりと頷いた。
理沙はその顔を見ると、満面の笑みになった。
理沙の視線が、あたしに向けられる。
突然、理沙の肩が跳ね上がった。
そして、やっちゃった・・・という顔をしている。
もしかして、あたしが木野君を好きだから・・・。
あたしに遠慮をしているのかな?
あたしは周りを見渡す。
京香ちゃんは、早速お客さんを相手している。
他の人達だって、一生懸命働いていた。
・・・あたしが言う言葉は、これしかない。