幼い頃の小さな約束
あたしは鞄を掴むと、急いで後を追おうとする。
すると、扉の前に数人の男子が現れた。
なんの用だろう・・・?
「誰か、呼ぼうか?っていうか、もう勝手に教室入って良いと思うけど」
「いや、俺らは神崎に用があって・・・」
そこまで言うと、男子たちは顔を見合わせた。
あたしに何の用事だろう?
部活の助っ人かな?最近やったから、疲れたんだけどな。
ていうか、ゆきを見失っちゃうよ。
「今日、一緒にカラオケ行かない?」