幼い頃の小さな約束




「お母さん~。あたしって、小学校の頃はここに住んでたっけ?」





夕食の準備をしているお母さんは、あたしの方を振り返る。


そして、その顔はどんどん笑みに変わっていく。





…どうしたんだろう?良いことでも、あったのかな?





「良かった。その顔は、お友達ができた顔ね。心配してたの、朝は震えてたから…」




…そういえば、そうだったっけ。


朝はすごく不安で、ご飯が喉を通らなかったくらいなのに。




理沙のおかげであたし、楽しく過ごせそう!!








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