幼い頃の小さな約束




理沙は恥ずかしさのあまり、顔を真っ赤にしていた。


ゆきさんは、お客様を見てガタガタ震えている。





・・・男の人が、苦手のようです。






お客様はそんな二人を見て、さらに興奮度が高まっているみたい。


あたし、いらない存在な気がします・・・。












「それでは、メイドさんにご注文をとってもらいましょう!」



文化祭実行委員が、大きな声で告げた言葉は、あたし達には最悪の言葉だった。







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