幼い頃の小さな約束




「注文って・・・、なんて言えば良いわけ?!」




理沙は焦ったように、早口でまくし立てる。




珍しいこともありますね。

理沙はよほどのことでない限り、驚いたりしないのに。




それだけ、緊張してるみたいね。




「それは、大丈夫ですわ。注文は何になさいますか?ご主人様って言えば」


あたしは、さらっと告げておく。

ふたりは、さらに顔を赤くした。可愛いわ・・・。






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