幼い頃の小さな約束
「が、頑張るしかないね。メイドやりたい子、他にもいたみたいだし。あたし達で、盛り上げなきゃ」
理沙がもっともなことを、口にする。
あたしはチラリと、ゆきさんの方を向いた。
「だったら、代わってほしかった・・・!」
軽く泣きながら、駄々をこねていた。
そこまで、嫌なのね・・・。
そうだ!良いことを、思いついたわ・・・!
あたしは小声で二人を呼ぶと、あることを頼んだ。
それを聞いた二人は、不安そうな顔をしていた。
大丈夫、あなた達なら絶対出来るから。
あたしはニヤリと笑った。