代償
………!?
捨てられた?
親に?
何を言ってるの?
「総長にはナイショだよ」
ユートとキャーラ、マスターが言う。
上時の残酷で、暗い過去を。
「じゃ、そろそろ帰ろっか」
キャーラが笑顔でマスターにお金を払う。
マスターにお辞儀をして店を出た。
また来てねと、マスターは言ってくれた。
チョコパフェ食べに来ます!
「文ちゃん、信じた?さっきの話」
………うん。
「総長にはナイショだよ。言ったら、僕らが死んじゃう。僕らをかくまってっ」
可愛く言っちゃって。
言わないよ。
「オレら、初めて会ったとき、殺されると思ったぞ。目付きの凶悪なこと、この上なしで」
「荒れてたね。最高に。機嫌を損ねたらあの世が見えるって噂。怖かった~」
本当に怖かったの?
って思えるほど、あっけらかんという。
………キャーラには敵わないなぁ。
「ま、文ちゃんには酷くしないと思うよ。この1ヶ月、総長が暴れてないしね」
「暴れたぞ。下時組の奴等を一人で潰しに行ったじゃないか。1対約30くらいで」
「いや、素晴らしかったね!!見たじゃないか!華麗に潰して!血が舞う中、総長が華麗に躍る!」
………あ、変人スイッチオン。
「僕と躍って欲しいなぁ~!!ロミオとジュリエット的な!!」
わぁ変人だぁ。
「メガネがキラッて!黒い縁の!あぁーん!カッコいいー!」
わぁ奇人だぁ。
「割れた腹筋がチラッて!触ってみたーい!!」
わぁ奇行だぁ。
「ピアスがキラッて!潰してるときの総長の笑顔!写真撮ってお休みシーツ作るー!!」
いらないよ!!
ユートと同じことを思いつつ、キャーラの変人っぷりに苦笑した。
捨てられた?
親に?
何を言ってるの?
「総長にはナイショだよ」
ユートとキャーラ、マスターが言う。
上時の残酷で、暗い過去を。
「じゃ、そろそろ帰ろっか」
キャーラが笑顔でマスターにお金を払う。
マスターにお辞儀をして店を出た。
また来てねと、マスターは言ってくれた。
チョコパフェ食べに来ます!
「文ちゃん、信じた?さっきの話」
………うん。
「総長にはナイショだよ。言ったら、僕らが死んじゃう。僕らをかくまってっ」
可愛く言っちゃって。
言わないよ。
「オレら、初めて会ったとき、殺されると思ったぞ。目付きの凶悪なこと、この上なしで」
「荒れてたね。最高に。機嫌を損ねたらあの世が見えるって噂。怖かった~」
本当に怖かったの?
って思えるほど、あっけらかんという。
………キャーラには敵わないなぁ。
「ま、文ちゃんには酷くしないと思うよ。この1ヶ月、総長が暴れてないしね」
「暴れたぞ。下時組の奴等を一人で潰しに行ったじゃないか。1対約30くらいで」
「いや、素晴らしかったね!!見たじゃないか!華麗に潰して!血が舞う中、総長が華麗に躍る!」
………あ、変人スイッチオン。
「僕と躍って欲しいなぁ~!!ロミオとジュリエット的な!!」
わぁ変人だぁ。
「メガネがキラッて!黒い縁の!あぁーん!カッコいいー!」
わぁ奇人だぁ。
「割れた腹筋がチラッて!触ってみたーい!!」
わぁ奇行だぁ。
「ピアスがキラッて!潰してるときの総長の笑顔!写真撮ってお休みシーツ作るー!!」
いらないよ!!
ユートと同じことを思いつつ、キャーラの変人っぷりに苦笑した。