包帯×イケメン=愛してる。
「飲みますか?先に言っておきますが、これを飲んだら最後、あなたは死にますよ。あなたの中の妖怪が暴れて、ね。」
岩龍は、薬を飲もうとした俺に
笑いながらそう言った。
…一瞬戸惑った。
死んでしまうのは、怖いから。
コイツが生きてても、俺が死んだら一緒にいられないじゃないか、と。
ほかの男に取られてしまうんではないか、と。
そんな考えが頭をよぎった。
だけど、
俺には美兎を見殺しなんかにできない。
俺の決意は変わらない。
一人にして、ごめんな
美兎…